隣に座っている男性の様子が明らかにひどくなっていた
はじめは口に手を当てる程度であったのに今やイヤホンをさしているわたしの耳にまで今にも吐きそうな声が聞こえる
「こういう時に限って」電車は急行なのだ
男性は口に手を当てて苦しそうにうずくまっていたので
ああ吐くわと思いわたしはイヤホンをはずして男性の方を向いたら 男性のもう片方側の隣に座っているロンTとTシャツをレイヤードしている見知らぬ彼と目が合った
彼がわたしに「袋もってますか?」と声をかけてきてハッとしてカバンを漁ったのだが生憎、袋はなかった
すると彼がショルダーバックを漁り「あった」と黄色く折り目一つない美しいタワレコの袋をとりだし袋の中身をカバンにしまってそれを男性に渡した
「よかったら使って下さい」
男性は声にならない声で礼を言っていた
こんな状況なのに話しかけてきた彼にドキドキしてしまい、その後の展開を色々と妄想したのだけど、もちろん実際にはアドレス交換どころか一言交わしたきりそれ以上の会話もなく男性は石神井公園で下車したのであった
なんというかジェラシー
わたしはとても疲れているのです
はじめは口に手を当てる程度であったのに今やイヤホンをさしているわたしの耳にまで今にも吐きそうな声が聞こえる
「こういう時に限って」電車は急行なのだ
男性は口に手を当てて苦しそうにうずくまっていたので
ああ吐くわと思いわたしはイヤホンをはずして男性の方を向いたら 男性のもう片方側の隣に座っているロンTとTシャツをレイヤードしている見知らぬ彼と目が合った
彼がわたしに「袋もってますか?」と声をかけてきてハッとしてカバンを漁ったのだが生憎、袋はなかった
すると彼がショルダーバックを漁り「あった」と黄色く折り目一つない美しいタワレコの袋をとりだし袋の中身をカバンにしまってそれを男性に渡した
「よかったら使って下さい」
男性は声にならない声で礼を言っていた
こんな状況なのに話しかけてきた彼にドキドキしてしまい、その後の展開を色々と妄想したのだけど、もちろん実際にはアドレス交換どころか一言交わしたきりそれ以上の会話もなく男性は石神井公園で下車したのであった
なんというかジェラシー
わたしはとても疲れているのです




